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 ABOUT THIS PAGE: aroma☆CARE

「アロマティック・タッチ」から「ケア現場のアロマセラピー」へ

学校をスタートする1年前の2006年から一般の方を対象に初心者向けアロマセラピーコース「アロマティック・タッチ」をスタートしました。どうしたら正しいアロマセラピーを伝えることができるか?正しいアロマセラピーとは?模索しながら内容を見直してはコースを開催し続けました。しかし、初心者向けのコースであるにも関わらず、すでにアロマセラピーを学んだ方の参加が多く、更に医療・福祉関係者の参加も増えて、コースを2つに分ける必要がでてきました。アロマセラピーの知識のない医療・福祉関係者には「アロマティック・タッチ」そのままで、そしてアロマセラピーを学んだことがあるが、ケア現場の知識や実践経験のない、セラピストさんのために新たに「ケア現場のアロマセラピー」コースを作りました。当時は福祉施設でのアロマセラピー実践も広がりつつありましたが、初心者のセラピストがスーパーバイズもなくボランティで行って技術を磨くというリスキーな状況が当たり前になっていました。安全にアロマセラピーを提供するために自分が現場で経験した方法や知識を伝え、アロマセラピーへ高次な意識を持つ仲間を育てたいと思いました。

 

「介護に役立つアロマセラピー」

地道に2つのコースを続けるうちに、コースの参加者のバックヤードが違っても共通して伝えなければならないアロマセラピーの基礎知識があることに気づきました。特にすでにアロマセラピーを学んでいる方については所属している団体や学んだ学校によって、内容や深さなど情報はもちろんポイントを置く価値にばらつきがありました。実技・知識はある程度補えても、どのような価値に基づいてアロマセラピーを学ぶのかは、絶対に譲れないところです。何より、現場にでてから本人が苦労しますし、違った価値で良いチープアプローチはできないのです。このコースでは「介護に役立つ」ということに価値を置きます。それは2つのコースに共通した価値で、それを踏まえて何度もテキストを作りなおしました。それが「介護に役立つアロマセラピー」(BAB出版)という書籍です。

 

参加者の意見から生まれた「資格コース」

現在のコースは「介護に役立つアロマ☆ケア」コースとして、3つの資格をニーズに合わせて取得できる形式になっています。元々は資格コースではなく、修了証のみお渡ししていました。というのは資格コースとするとアセスメントや試験を行わねばなりません。福祉施設や在宅で介護をされている方の生活を考えると負担になると思いました。しかし、数名の修了者さんから同じ意見をいただきました。コースでは仲間がいて、いっしょに練習や勉強をするけれど、自分の勤務先では理解してくれない人も多く、彼らを説得する材料として資格が形になると、自分の自信につながり、話もしやすいし、アロマ☆ケアの実践対象者も安心できる。なので、資格にしてほしいと。 「介護に役立つアロマ☆ケア」コース「レベル1」修了者はアロマ☆ケアラーの資格、「レベル2」修了者はソーシャル・アロマ☆ケアラーの資格、そして「レベル3」修了者にはアロマ☆ケア・トレーナーの資格をお渡ししています。3つめのトレーナーの資格も実は修了者からのリクエストでした。自分の職場でハンドケアを指導したいと。各講座・資格の内容については別のページでご覧ください。

 高齢者・障がい者の介護といっても人の数だけ介護の方法はあります。身勝手な分類は、相手を傷つけることになります。「人を見て介護を行う。」アロマセラピーを学ばれたことのある方ならここで気づかれたと思います。ホリスティックな観点から行うアロマセラピーも同じです。症状を見るのでなく、人をみるのです。そして香りを提供します。今、元気な私たちは、将来確実に高齢者となり、いつ障がい者と呼ばれる立場になるかはわかりません。アロマ☆ケアを「人を見る」、「コミュニケーションツール」として捉えた場合、参加して学びを得るのは実は福祉に関わっている人には限らないのです。福祉関係者もそうでない方も、両親やご家族、そして、お友達とのコミュニケーションを深めるための価値と香りとタッチングを学び豊かな人間関係作りに役立てて欲しいと思います。

このホームページではアロマ☆ケアの学習や実践についてご紹介します。

アロマ☆ケアとはケア現場でのアロマセラピーの実践のことを指しています。ケア現場とは「生活支援を必要とする方が日常を過ごす。または支援を受ける場所」と定義しています。ですので、対象者は生活支援を必要とする方ということになります。

 

アロマ☆ケアが生まれるまで (文・アロマ☆ケア 創始者 櫻井かづみ)

アロマセラピーと高齢者施設との出会い

1996年渡英した私はアロマセラピーと出会い、IFAの認定校で、プロのアロマセラピストをめざしました。資格を習得して帰国したものの、まだ、日本ではアロマセラピーをご存知の方は少ないのが現状でした。精油会社のイベントやサロンオープンの仕事をしている時、大阪の高齢者施設で勤務することになりました。セラピストとして、高齢者やご家族、ケアスタッフへの施術やアロマセラピーを使った施設内の環境づくり、そして200種類以上の植物を育むハーブ園の手入れ、今思えば夢のような学びの場で、そこが私のアロマ☆ケアの原点となりました。高齢者とのコミュニケーションツールとしてのアロマセラピーの素晴らしさを体とこころに刻む日々でした。

独立後はサロン業務の傍らIFAコースのアシスタントや講師を行い、友人と共にいくつかの福祉施設でアロマセラピーのボランティアや有償での活動を続けました。すでに健常者のクライアントと施設の高齢者への施術方法や使用する精油そして、ニーズの違いを感じ、記録を付け始めていました。

What is aroma☆care?

We use essential oils for you safely.  Even one drop of essential oil is powerful and effective. Aroma☆care is performed for person or group who need special support.  Nursing care is necessary but aroma☆care is unnecessary.  Is it true?  Is Aromatherapy extravagant for you? I believe that to stay into the splendid aroma, and to receive warm and soft touching promote the joy of living and you will find small confidence inside of you.

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